失敗したって大丈夫!役立つAI実践記録

AIはプロンプト(指示文)次第でサボり魔にも敏腕秘書にもなる!この記事では「プロンプトエンジニアリングとは何か」をテーマに、ダメなChatGPT指示文の失敗談から、うまいプロンプトのコツ、仕事で使える例文まで、劇的なビフォーアフターを交えて解説します。
ChatGPTって、なんか当たり障りのないことしか言わなくない?
結局、自分で考えた方が早いじゃん…。AIって使えねー!
…どうも。
鳴り物入りで導入したAIアシスタントが、ただのポンコツおしゃべりロボットと化し、途方に暮れた経験のある、AIナレッジ管理人の僕です。
AIを使えば仕事が爆速化する…
そんな夢を見ていたのに、いざChatGPTに仕事を頼んでみたら、生成されるのはWikipediaの冒頭みたいな一般論ばかり。核心に触れない回答に、しまいには「で?」とPC画面にツッコミを入れてしまう始末。
僕もずっと思っていました。「僕の担当のAI、もしかしてとんでもないサボり魔なんじゃ…?」と。
しかし、ある日気づいたんです。サボっていたのはAIじゃなかった。AIに仕事を「うまく」させられていなかった、僕のほうだったんです。
この記事では、AI活用の心臓部ともいえる「プロンプト(指示文)」をテーマに、
といった内容を、僕の赤っ恥な失敗談と共に徹底解説します。この記事を読み終える頃には、あなたのAIもきっと、別人(別AI?)のように働き始めるはずです!
かつての僕は、AIを便利な自動販売機か何かと勘違いしていました。
「お茶」と書かれたボタンを押せば、完璧なお茶が出てくるように、「ブログ書いて」と入力すれば、完璧なブログ記事が出てくる。本気でそう信じていたのです。
「丸投げ」プロンプトの末路ある日、僕はChatGPTにこうお願いしました。
AI関連のブログ記事を書いて
あまりにも雑。上司にこんな指示されたら、たぶん僕、鬼の形相になります。当然、AIから返ってきた答えはこうでした。
はい、AIについてのブログ記事ですね。どのようなテーマがよろしいでしょうか?例えば、AIの歴史、AIの最新技術、AIが社会に与える影響など、様々な切り口が考えられます。ターゲット読者や文体のトーンなども教えていただけると、より良い記事を作成できます。
…正論。正論なんだけどさ。こっちは楽したいんだよ!なんでお前に質問返しされなきゃならんのだ!と、完全に逆ギレ。
これじゃ仕事が進むわけありません。
次に僕が試したのは、少しだけ具体的にしたこの指示。
AIの未来について、なんかいい感じにまとめて
出ました!ビジネスシーンで一番嫌われる「いい感じに」という悪魔の言葉。これを投げられたAIは、盛大に悩み、そして迷走した結果、僕に詩をプレゼントしてくれました。
AIの未来、それは電子の夜明け。シリコンの地平線から昇る、知識の太陽。我々は手を取り合い、光の先へと歩み出す…
もうええわ。
僕が欲しかったのはビジネスレポートであって、叙情詩じゃない。このように、曖昧で抽象的な指示は、AIを詩人か哲学者の道へと誘ってしまうのです。
数々の失敗を経て、僕はようやく問題の本質に気づきました。AIはサボっていたのではなく、僕の指示がヘタすぎて「何をすればいいか分からなかった」だけなのだと。
そこで重要になるのが、今回のテーマである「プロンプトエンジニアリング」です。
「エンジニアリング」なんて横文字が付いているから、なんだか難しそうに聞こえますよね。でも、安心してください。ごくごく簡単に言うと、プロンプトエンジニアリングとは、
AIの性能を120%引き出すための、超効果的な“指示の出し方”の技術
のことです。
AIを、ただの検索エンジンから、思考を共にし、仕事を遂行する「有能なパートナー」へと昇格させるための、いわば“調教術”や“コミュニケーション術”に近いもの、と僕は解釈しています。
これからの時代、AIを使うのが当たり前になります。そうなると、同じAIツール(例えばChatGPT)を使っていても、
という、とてつもない生産性の格差が生まれることは、火を見るより明らかです。
つまり、プロンプトエンジニアリングのスキルは、もはや一部の技術者のものではなく「AI時代を生き抜くすべてのビジネスパーソンにとっての必須科目」になりつつあるのです。
では、プロンプト(指示文)をどう変えれば、AIはサボり魔から敏腕秘書に変身するのか?
先ほどのダメダメな僕の指示を、プロンプトエンジニアリングのコツを使って書き換えたビフォーアフターをご覧ください。
先ほどの「AIのブログ記事を書いて」という丸投げプロンプトを改善してみます。
AIのブログ記事を書いて
これを以下のように改善します。
#役割
あなたはプロのSEOライターです。
#目的
AIに興味を持ち始めたビジネスパーソン向けに、AIを仕事で活用するメリットを伝える**ブログ記事の構成案**を作成してください。
#条件
- ターゲットはAI初心者です。専門用語は避け、分かりやすい言葉で説明してください。
- 全体像が掴めるよう、導入、H2見出し3つ、まとめ、の計5つの項目で構成してください。
- 各見出しで何を書くか、簡単な箇条書きも添えてください。
#出力形式
マークダウン形式で出力してください。
この指示に対して、AIが返してきた回答がこちらです。
承知いたしました。ビジネスパーソン向けAI活用メリット解説ブログの構成案を以下に作成します。
# AI活用で仕事が変わる!今日から始める業務効率化の第一歩
## 導入:あなたの仕事、まだAIに任せてないの?
- 「AIは難しそう」という誤解を解く
- AIが面倒な作業を代行してくれる未来を提示
## H2-1:驚きの時間短縮!AIによる定型業務の自動化
- メール作成、議事録作成などの具体例
- AIが得意なこと、人間が集中すべきことの切り分け
## H2-2:もうネタ切れしない!AIが助けるアイデア出し
- 企画書、プレゼン、ブログ記事のアイデアをAIと壁打ち
- 自分だけでは思いつかない視点を得る方法
## H2-3:データ分析も怖くない!AIによる意思決定サポート
- 複雑なデータから傾向を読み解く
- 客観的なデータに基づいた戦略立案
## まとめ:AIは敵じゃない、最強のビジネスパートナー
- 小さなことからAI活用を始めるスモールステップの提案
- これからのAI時代を生き抜くために
…別人(別AI)すぎる。
先ほどの「どのテーマがいいですか?」と質問返ししてきたサボり魔はどこへやら。完璧な構成案を、指示通りに一発で作成してくれました。
これが、プロンプトの力です。
このビフォーアフターから分かる、うまいプロンプトに共通する重要な要素は以下の3つです。
これらを意識するだけで、あなたのAIはサボり魔から卒業し、あなた専用の超優秀なアシスタントへと生まれ変わるのです。

AIはサボり魔なのではなく、僕たちがサボって雑な指示を出していただけだった。今回の失敗と成功のビフォーアフターを通じて、僕はそのことを痛感しました。
結局のところ、プロンプトエンジニアリングとは、小難しいプログラミング技術ではありません。
という、人間社会におけるコミュニケーションの極意と、何ら変わりはなかったのです。相手が人間か、AIかの違いだけ。
AIという、とてつもなく優秀だけど、ちょっと天然で指示待ち気質な新入社員を、あなたが敏腕秘書に育て上げる。プロンプトエンジニアリングとは、そんな「育成ゲーム」のようなものなのかもしれませんね。
#役割: あなたはベテランのマーケターです。
#目的: 若者向けの新しいエナジードリンクのキャッチコピーを考えたい。
#条件: 短く、覚えやすく、少し皮肉の効いたものを10個提案してください。
#出力形式: 箇条書き